こばと。 第13話「…天使と守り人。」

実によかった。見るのは2回目なのだけど、また感動できた。
こばと。」は話自体はそこまでいいわけではないのだけど、キャラクターや背景、崩れない作画、美しいCGなんかがとてもいい雰囲気を出していて、世界に浸れるようにできている。
へんにうがった見方をしなければ楽しんで見れるので、素直に見れる人にはお勧め。
今回の話のあらすじは、何百年も生きてきたイチョウの木が再開発で切られることになり、琥珀の力でイチョウと心を通わせた小鳩が琥珀とともに歌を歌ってイチョウの最期を見送るというもの。その歌を歌う場面がすごくきれいで、何度見ても感動してしまうまさに名シーン。イチョウの葉がひらひらと舞い散る様子がCGを駆使してえがかれるのだけど、光の加減や葉の落ちかたが実に美麗で目を奪われる。歌は花澤香菜の高音がややキツイ感じだったところが唯一残念だったけど、それでも映像の美しさが際立っているのでまだ見てない人はきっと見る価値がある。
こばと。」はいわゆる”面白い”アニメではないけど、”いい”アニメであることは間違いないと思うので、面白さよりも純粋に良さを求めるような気分のときには十分期待にこたえられるアニメだと思います。