THE DEPARTED (ディパーテッド) 感想

かなり低評価なので、ボロクソにくさすレビューが嫌いな人は読まないほうがいいでしょう




今更見てみたけどすっげーツマンネ
なんか全然感情移入できなかった
何がつまらんって、もうなんか、登場人物に魅力を全く感じない
ディカプリオがチンピラの家系から逃れたいって、だから何?って感じ
母親が死にかけのときに叔父と言い争うだけで、警察官としてまともな人生を歩みたいと思うきっかけは終わり
あとはまあ配属のときにコケにされるくらい
そんな奴が死のうが生きようがどうでもいいね
おかげでおそらく緊張感があるんだろうと思われるシーンはあくびの時間に。ふぁ〜
むしろ保身のためだけに生きるマット・デイモンのほうがまだ身近に感じられたほど
ただ致命的なのはこの二人の顔が同じ種類の犬みたいにそっくりなこと
おすぎとピーコの顔を一瞬で見分けるゲームがあったけど、それより難易度高かったよ
同じような顔した奴らが同じように眉を寄せてるシーンが映画の大半を占めるという
俳優を見分けるのが動物並みに得意な奴以外はイライラすること請け合い
あと変だったのは女医のケツが軽すぎること
ちょっと話しかけられたらすぐ寝る
マジで何のエピソードもないからね
この女医、自分がイカレてて恋人に疑念を抱いてるとか言ってるけれども、だからっていきなりあんなすり減ったディカプリオと付き合いだすって変じゃね?
アメさんたちにはアレで納得なのかもしれんが、ほんとに声掛けたらセックスくらいのノリじゃん
もうこの時点であのウマヅラの女医もどうでもよくなり気になるのはマフィアのボスがどんな暴力を見せてくれるのかってだけ
そうは言ってもじゃあ今まで見てきた映画の凶悪キャラと比べてどうかと言われたら別にっていう
なんか、「でたー!」って感じがしないんだよね「あ、凶気キャラだ」って感じで
そいつが死んでからは怒涛の展開
マット・デイモンがマフィア側の人間と知った女医は突然ひきこもり始めて何もしない
ディカプリオに大したアクションもなく捕まえられたマット・デイモンは愚にもつかない弱音を吐きだし
あげくせっかく現れた協力者を特に理由もなく殺すのだった
最後に現れたマットの協力者はマットが知らないことも知ってるかも知れないんだし、二人で協力したほうが逃げおおせる可能性も高かっただろうに
なんか理由はないけどとにかくあそこは殺すことに決まってたみたいな印象
まあようはビックリさせたいだけじゃん
つーわけで、最後になってこの映画のテーマがただ観客を驚かせたいだけと判明してジ・エンド
ああ後、あんだけ自身の身を守ることにかけてたマットの最期が「オーケイ」だったのは聞こえなかったことにしとこう
アホくさいほど登場人物に魅力がない本作も、アカデミー賞的には高評価だったようでなによりです